少し前に日本中が安否を心配していた北海道で起きた子どもの置き去り事件。
無事に発見されて元気な姿で病院を退院した男の子に多くの人が拍手喝采、或いは安堵の胸をなで下ろしたことだろう。
一方で、日本だけでなく海外でもこの一件は、さまざまな問題を提起して反響が大きかった。
男の子が行方不明になった最初の日か次の日ぐらいに、男の子の叔父がインタビューで応えていた。
「無事に帰って来たら一緒にキャッチボールをしたいです」
若い叔父のこの言葉にgongitune ははたと思い出したことがある。
記憶が甚だ曖昧なのだが、
10年以上前の或る日の新聞で読んだ。
何処かの、アメリカ人だったかもしれないが、
教育学者か心理学者がある質問に対してこう答えた。
「それは、7歳の子どもとキャッチボールをすることである」
ある質問というのは、世の中で最も疲れる仕事は何か? というようなものではなかったかな。
確かにそうかもしれないとその時は何となく納得したのであった。
かつてボランティア活動で関わった7歳の子ども達を思い出すとふんふんと頷いてしまう。
楽しさの裏返しでもあるけどね。
そして、高校時代に当時6歳位だった従妹と遊んだ時の記憶が蘇ってきた。
従妹のSちゃんは中部地方の某市に住んでいた。
冬休みのある日の夕方、近所の公園で彼女と「グリコ、チョコレート、パイナップル」 のジャンケン遊びをした。グー、チョキ、パーで勝ったら数歩ずつ前に進めるという単純な遊びだ。
最初のうちはお互いに勝ったり負けたりしてそんなに二人の差はなかった。
ところがそのうちgongitune の勝つ回数が増えて、どんどん二人の距離が離れてしまった。
どうにか負けようとするのだが、gongitune が勝ってしまう。
もうやめて家に帰りたいと何度も思った。
でも、Sちゃんはやめると言わなかった。
ついに、二人の距離は100メートル位離れてしまった。
こうなるとジャンケンの掛け声も届かない。
腕の振りでタイミングを合わせるしかない。
そのタイミングもズレてくるからジャンケンそのものが不可能になってきた。
日が暮れそうになり、結局どのタイミングで遊びをやめたのか覚えてないが、あの時は本当に疲れた。
話は別だけど、北海道の男の子は叔父さんとキャッチボールをしたのだろうか。
北海道だからきっと広い公園か広場なんだろうなあ。
叔父さんは疲れると思う。