
この試合は、審判の誤審で負けたと思っている。
7回ウラ阪神の攻撃で、それは起きた。
フライを巨人の内野手がキャッチしたかと思ったが、彼は落球した。
グラウンドに落ちたボールがバウンドして跳ね返ったそのシーンを確かに私は見た。
少なくとも1塁側スタンドで応援していた多くの阪神ファンは、ボールの行方を追っていたから、その決定的瞬間を見たはずだ。
阪神ファンは歓喜の雄叫びをあげた。
ところが、審判の手が挙がり、アウトのコール。
歓声が悲鳴に変わり、ざわつく1塁側スタンド。
スリーアウトで、巨人の選手達は、いそいそとベンチへと向かう。
勿論、真弓監督が飛び出して来て、審判に抗議した。
その間、周りの阪神ファン達は、口々に非難の言葉を浴びせていたのは言うまでもない。
そして、ケータイでテレビ中継の映像を確認する者もいた。
自分のケータイもワンセグ機能付きだから見ようと思えば見えるのだが、設定の仕方が分からないのでワンセグ機能を使ったことがない。www
近くのおねえさんが、「ほら、見て、ボールが落ちてるやん」と言ってケータイの画面を隣の人に見せていた。
それを見た私の隣の若いおっちゃんが、「ほんまや、落ちてる、落ちてる」と叫んで私にも教えてくれた。
若いおっちゃんは、自分のケータイに知人から届いたメールの画面を私に見せてくれた。
「ほら、絶対落ちてるいうて、今送ってきたわ 」
それを見た私は、すかさず、
「その画面を写真に撮らせてくさだい 」と願い出た。
それが、この記事の写真である。
若いおっちゃんは、「ええっ!!写真ですか??」と、一瞬驚いていたが、承諾してくれた。
これだけだと、私がいかにも厚かましいオバサンということになってしまうだろう。
でも、見ず知らずの他人にこんな厚かましいことが言えるには、それだけの理由があったのだ。
若いおっちゃんは、彼の知人がまとめて数人分の観戦チケットを調達していたようで、私もその関係で隣の席に座っていると勘違いをしていた。
そのせいか、彼は、席に着く時、私に軽く挨拶をしたのである。
試合の途中で、彼は、私に「新井のヒッティングマーチを教えてください」と言ったので、教えた。
そして、私は、彼にこんなことを言った。
「桧山の声に似ていますね」
彼は、京都の人らしかった。
京都弁の穏やかな話しぶりと声の質が、ホントに桧山選手に似ていると思ったのだ。
「そりゃ、うれしいですわ」と言って彼は喜んでくれた。
そんなことがあったので、写真撮影を許可して貰えたと思う。
試合後、私は、オジサンにメールした。
「今夜のスポーツニュースを見てほしい。誤審の場面が映るかもしれないから」
オジサンは、その夜のスポーツニュースを何本か録画してくれていた。
その日は、広島が連勝していて、オジサンは上機嫌だったから、快く録画してくれたのだと思う。
帰宅後、スポーツニュースを見たら、ちゃんとボールが落ちている場面が確認できた。
でも、今いくらこんなことを言っても書いても、審判の判定は覆らない。