この報道を知ったのは、テレビでも新聞でもなかった。
いや、新聞は新聞だけど、我が家の新聞ではなかった。
今日は病院での定期診察日。
待合室で隣に座っていた70歳代(と思われる)女性が付き添いの女性とずっとお喋りをしていた。
喋っていたのは殆どそのおばあちゃんだった。
私はその間文庫本を読んでいたので、彼女たちの会話は殆ど聞き取れていなかった。
元気なお喋り声が響いていた。
すぐ隣であんなにシャキシャキと会話を弾ませていたけれど、少しも気にならなかった。
声は聞こえていたけど、読書に差し支えはなかった。
ところが、である。
少し離れた席に座っていた男性(高齢者)がケータイで喋り始めた。
その声の耳障りなことと言ったら!
ファミレス等飲食店で周りのお客が普通に会話している声は平気なのに、ケータイでの喋り声は不愉快でたまらない。声の大きさは関係ないと思うが、どうしてだろう?
話が逸れてしまった。
そのお喋り好き?なおばあちゃんは、ナースに名前を呼ばれて立ち上がった。
その時、手に持っていた新聞を私の目の前に差し出し、「これ、ね、すごいな」 と言って笑った。
おばあちゃんは、とても嬉しそうだった。
記事の見出しを見て、私は何か言おうとしたが、
付き添いの女性が「はよして、行くよ」 とおばあちゃんの手を引いて、二人はそのまま診察室の方へ向かわれた。
新聞の見出しには、「96歳が2800万円持参して家出」 と書かれていた。
私がその時に読んでいた文庫本は、ある高齢の女性が認知症になって近所を徘徊するシーンが書かれていた。まさにそこの部分を読んでいた時の出来事だったので、少し可笑しかった。
別にそのおばあちゃんが認知症だったという訳ではないが、それは分からないが、何だか笑えてしまった。
2 件のコメント:
家出したのは、96歳の男性だったのですね。
何の根拠もなく、おばあちゃんだと思い込んでましたw
自らの意思で家を出て、旅行して、不動産を買おうって…。すごいねw
2800万円も持ってないけどやってみたいわwww
ミルフィーユさん、実は、その新聞の見出しをパッと見た時、私もおばあちゃんだと思い込んでいました。
自宅に帰ってからネットで調べて、おじいちゃんだと分かりました。
96歳でそのエネルギー!
お金が元気の素になっていたのかな。
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