2013年6月20日木曜日

お宝発掘その後

高校1年の美術の授業は、芸術3教科の中から選択したものであった。
あとの2教科は、音楽と書道だった。
美術は、一番お金のかかる教科だった。
油絵の画材一式、色カードなどを購入しなければいけない。よくウチの親は承諾してくれたと思う。
当時の公立高校の授業料は安かったからかな。

という訳で、このお宝には作品自体の芸術的価値はないが、それなりの経費は投資している。
実際にお金を出したのは自分ではないが。

さて、額縁。
買ったことがない。
関心を持ったこともない。
どこで調達するんだ?

ネットで店を検索してみた。
いくつかの店が出て来たので、そのうち行ってみるかなと思った。

そんな時、5月の連休明けにランチした友人にこの話をしたら、何と彼女が 「いいお店を知っているからぜひ行ってみて」 と額縁の店を紹介してくれた。

我が家からそんなに遠くない場所だったので、その日の夕方に行った。
小さな店だが、店内には額に収められたいろいろな絵画が展示されていた。
掛け軸もあった。
こういう場所は、 自分にとって人生で殆ど縁のない空間だ。
気難しそうな親父さんが現れるかと思ったが、同年配の人の良さそうな温和な感じの男性が店主だった。

キャンバスのサイズを店主に告げると、8号サイズだと言われた。
とりあえず、絵を持って来てほしいと言われた。
絵と額の組み合わせで印象が変わるから、実際に額に入れて決めた方がよいと言われた。
う~ん、やっぱりそうなるのか。
あの稚拙な絵でも立派に見える額があるのかもしれないなら仕方あるまい。
店主の言われた通りすぐ我が家に引き返して絵を持ち出し、再度店を訪れて恥を忍んで店主に見せた。

ふう。

店主が絵を見てどう思ったのか本当のところは分からない。
高校の時に描いたことは伝えていたので、「高校の美術部ですか?」 と聞かれた。
「いえ、美術部ではなくて、美術の授業で描きました」 と私。
「こんなにいっぱい木があるのは、田舎の高校ですね」 と店主。
「いえ、街に近い高校なんです」
「へええ、田舎じゃないのに随分樹木の多い高校があるんですね」

そうだ!
自分の通った小中高校は、すべて市街地の近くだったが、近くには山も川もあったなあ。
だから校歌には、小中高校すべてに、地元の一級河川と山の名前が記されていた。


店主は、8号サイズの額縁をダンボール箱から次々と出して、私の絵を中に入れ、「どうですか?」
と感想を求めた。

その都度、
「これは、いい感じですね」
「ちょっとそぐわないような…」 
等とぼんやりした感想を店主に告げた。

全部で10種類ぐらいの額縁で絵との相性を絞り込んでいった。
どれも、思ったより良心的な価格だった。
ネットで調べた時は、もっと高額な値段が付いていたので、この中から選べば間違いなさそうだと思った。 

これにするかなとほぼ決めていた時に、
ふと壁に掛かっている一枚の洋画が目にとまった。


またまた記事がだらだらと長くなってしまうので、明日に続きます。


 

2 件のコメント:

ソフィー さんのコメント...

わたしは音楽をとりました。
今思えば、美術をやればよかったな~~

gongitune さんのコメント...

ソフィーさん、ソフィーさんにとってはその時音楽がベストの選択だったと思いますよ。

私は、特に絵を描くのが好きだった訳でもないし、芸術的センスに恵まれていた訳でもなかったけど(今もですが)油絵にはちょっと興味があったのかもしれません。
そういえば、ソフィーさんもソフィーさん一族の方も絵のセンスが抜群で羨ましい限りです。