重ねて言うけど、あくまで本人にとってのお宝である。
額縁店の店主は、私が納得できそうな、そしてプロの目で鑑定して妥当だと思われる額縁を10枚ほど選び出した。
ダンボール箱から額縁を取り出して、お宝を入れて、お宝を取り出して、額縁をダンボール箱に戻して、また別のダンボール箱から額縁を出して、お宝を入れて~というめんどくさい作業を繰り返した。
どれがより見映えがいいか一緒に考えてくれた。
最終的に2種類の額縁が候補として残った。
もうあとは、個人的な好みで決めるしかなかった。
これに決めようかな、と思った時、
壁に飾ってある1枚の洋画が目にとまった。
画伯の名前が表示されていた。
ああ、プロの絵はやっぱり違うわ。(当たり前だけど)
比較をするということすら恥ずかしい。
朝比奈隆という洋画家の油絵だった。
その画家のことは知らなかった。
「うわっ!36万円ですか!」
と私が驚いていると、
突然店主がその額を壁から降ろして、中の画伯の絵を取り出した。
そして、あろうことか、私のお宝をその額に入れたのである。
「これ、どうですか?」 という店主の言葉に、
「あ、なんかいい感じで収まっていますね。大袈裟でなく、素朴な感じです」 と思わず返事をした私。
店主も頷いた。
即決だった。
36万円の傑作と商品価値のない駄作の共通点は、サイズが同じであること、油絵の風景画だということだけである。
随分長い間飾ってあったと見えて、額縁は埃まみれになっていたが、店主の奥様が綺麗に拭いて、お宝をきちんと中に収めてくれた。
面白いことがあるもんだなあ。
結局、この店主は商売上手なんだと思う。
この店を紹介してくれた友人にお礼のメールをしたら、ぜひその絵をブログにアップしてくださいと言われた。
その時は承諾したが、やっぱり絵の写真は載せられない。
あまりにも稚拙でお粗末だから。
校庭の樹木を描いている。片隅にバスケットボールのバックボードとバスケットが見えるから、かろうじて学校だということが分かる。
オジサンは、「白菜か菜っ葉を描いたのか?」 と言ったwww
同級生のみんなは、この時の絵をどうしてるのかな。
それぞれのお宝を。
4 件のコメント:
そう言わずに、ぜひ載せていただきたいです!
額縁がどんなのか興味ありますので~
いえいえ、若い時代の作品は、自分はいやでも他人には「いいなー」と思えるからです。
akibabaさん、白菜と菜っ葉ですよ。
白菜と菜っ葉見たいですw
もうないから平然と言える私って…。
ミルフィーユさん、ご実家のどこかに眠っているはずですよ。
ウチの場合は、実家も何度か引っ越しましたが、結局お宝は実家に埋もれていました。
ほとぼりが冷めたら密かに公開しましょうかw
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