治療も診察も通院も、決して面白可笑しい出来事ではない。
でも、この一ヶ月間の通院生活は、退屈でも単調でもなかった。
普段の生活では経験できないいろいろな発見があった。
思うけど、自宅から一人で通院できるためには、それなりの体力と気力が必要だ。
放射線治療の期間は、風邪をひいたりお腹をこわしたりしないように健康管理に気を付けなければいけなかった。
怪我をしても困るのであった。
とにかく、有り難いことに、当初の予定通り日程をこなして治療を終えることができた。
去年の人間ドックから諸々の面倒な検査、手術、術後の諸々の面倒な検査、放射線治療を通して通院ライフを余儀なくされたが、結局この冬は一度も風邪をひいたり体調不良で籠もったりすることはなかった。
物凄く変な言い方だけど、元気な病人でした。
でも、こうでないと手術や治療ができないのも事実だ。
今更という気もするが、一人で病院へ行くことは、いろいろ大変なのである。
診察や治療という直接診療に関わる行為の他に、たくさんの作業をこなさないといけない。
まず、駐車場の発券機でカードを抜き取り車を所定の枠にきちんと収める。
診察券を再来受付機に通す。
診察が終わったら精算機でお金を払い、領収書と薬の引換券、次回の診察の予約券を受け取る。
薬がある時は、薬の窓口で引換券を出して薬を受け取る。
駐車場カードに捺印してもらう。(患者は無料になるので)
保険証の確認をしてもらう(月に一度)
以上の作業を行うためにその都度カバンをあけ、診察券やら保険証やらカードやら財布を取り出し、お金を払い、お釣りを受け取って、財布やカードや診察券、領収書をカバンに戻して等々、全て必要な動作なのでこんなことをめんどくさがってはいけないのだが、煩わしくて仕方がなかった。
治療が終わったら売店に行ったり、セルフサービスの喫茶コーナーで飲み物を飲んだりしてちょっと休憩する。
寒い日は、脱いだ上着を持っているから更に荷物が増えて動きにくくなる。
そして、雨の日などは、傘まで持っているからもっと動きが制約される。
冬の雨の日は最悪のコンディションだ。
だから、院内が暑くても我慢して上着を着ていた。
他の患者さん達は誰も文句を言わずに行動されているから凄い。
いや、私も文句は言ってないが、内心ではぶつぶつ言っていた。
院内の売店や自販機、休憩所には、ペットボトルの回収ボックスと共に、キャップの回収ボックスもあった。
ペットボトルのキャップは、何年も前から集めているが、リサイクルする機会を逃していた。回収後の用途も不明なのであった。
折角のいい機会だったので、病院の回収ボックスに入れさせてもらった。
キャップ800個でポリオのワクチン一人分が買えるそうだ。
一人分には足りなかったと思うが、数百個はあったので、ささやかながら貢献できたかな。
もうひとつの、ささやかな満足。
東京23区がすらすらと言えるようになった。
放射線治療室のベッドに横たわっている時、毎回頭の中で唱えていた。
初めの頃は10個ぐらいしか思い出せなかったが、20回も通ったので、流石に言えるようになってきた。
だからそれがどうしたの?と言われそうwww
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