M子とは、中学、高校、大学と一緒に過ごしたが、一番よく関わっていたのは高校時代だった。
お互いに結婚してからは、殆ど会うこともなかった。
ところが、先日、親戚の法事の際に、従姉妹の娘一家がM子の近所に住んでいることが分かった。
久し振りにM子の声が聞きたくなり、昨日電話を掛けた。
近況報告についてもお互いにいろいろ話したが、高校時代の思い出話も楽しかった。
その中で、私が今まで何度も引越を繰り返して現在に至っている状況を伝えた。
子ども時代は、アパートに住んでいた。
高校の時、一度だけM子は私の家に来たことがある。
彼女の家には何回かお邪魔したことがある。
広い部屋が続いている大きな家で、とても羨ましかった。
そのM子が、ある時、別の友人にこう言っているのを耳にした。
私もその場にいたので、勿論私にも聞こえることを前提にしていた。
「gongituneさんの家は、物凄く狭いから可愛そうなんよ」
あはは、M子が意地悪や悪口のつもりで言ったのではないことは勿論分かっていた。
そのことを昨日彼女に話すと、「まあ、私、そんな失礼なことを言ったの!」と言われた。
いやいや、子どもの時って、感じたままを素直に言うから、結構みんなお互いに酷い言葉を言い合っていたと思う。
M子の名誉のために、高校時代のもうひとつのエピソードを書き添えます。
男女5,6人で映画を観に行った時のことである。
何の映画だったのか、忘れた。
街中を歩いている時、誰かが、「Mさんは、今日大きな袋を持っているねえ」と言った。
それほど大きな袋ではなかったが、映画を観に行くだけなら必要なかったかもしれない、その程度の大きさだったと思う。
彼女はいつも裁縫道具を持ち歩いているような、とても世話好きな女性だった。
だから、他の人よりは持ち物が多かったかもしれない。
その日は、曇り空で、みんな折り畳みの傘を持っていた。
M子は、「じゃ、傘を袋に入れてあげるわ」と言った。
「ぼくのも入れて」
「じゃあ、私も」とか言って、
結局みんなが彼女の袋の中に折り畳みの傘を入れてもらったのだ。
何と優しい人だろう。
小さな子どもじゃあるまいし、傘ぐらいみんな自分で持ちなさいよ、と昔の自分に言いたくなる。
6 件のコメント:
私も、子供時代は引っ越しを繰り返しました。
小学校2年生の時、住んでいた川崎を離れ、°田舎の町に引っ越しました。
その時、前の家の近所に住んでいた同級生に手紙を書きました。
「今度の家は、とても広いのよ。」
いえ、前の家が狭すぎただけで、ただの社宅です。
でも、子供心に、お風呂があるとか、(前は銭湯に通っていた)2階があるって、すごいことだったんですね。
笑ってしまいます。
M子さんは、優しい人なんですね。
ミルフィーユさん、子どもの頃、引越に憧れていました。
私は、同じ岡山市内で引越を繰り返したので、カルチャーショックはありませんでしたが、引越自体にエネルギーが要るのでもうこれ以上はしたくありません。
M子は、子どもの頃から奉仕精神に溢れていました。
子供のころは引っ越しをしたことがありません。
広い家は子供にとっても大人にとっても憧れですね。
年を取ると、適当な大きさの住まいがいいことに気づきました。
さて、M子さんですが、久しぶりに話せてよかったですね。子供のころの記憶って鮮明です。
akibabaさん、そう言えばakibabaさんも引越族でしたね。
言葉は、その都度現地の方言に変わりましたか?
まったくなじめなかったですが、飛騨に長く暮らしているのでだいたい理解できて、似たような言葉を話せるようになりました。
困難なのは鹿児島でした!
岡山弁はほとんど出ません。相手がいないとむずかしいです。
さて今日、ラジオでラーメン好きのミュージシャンが全国第3位に「笠岡の坂本」を推していました。知らないですけど・・・
もし、笠岡に行かれることがありましたら行ってみてください~
akibabaさん、お答えありがとうございます。
そうですか、岡山弁とは現在無縁の生活なんですね。
笠岡のラーメン、知らないです。
美味しいのかな。機会があれば、食したいですね。
コメントを投稿