「4、4、3!」
こう叫びながら、一人の男性が、駐車場からスーパーの入り口めがけて走り込んできた。
このスーパーの入り口近くには、時々ヤキトリ屋が出現するのだ。
パック入りの手羽先と、3種類のヤキトリがあって、「もも」「かわ」「ねぎま」の順に並んでいる。
ヤキトリは、どの組み合わせでも、11本買うと、1000円、10本でも1000円である。
つまり、お客は、1000円払えば11本のヤキトリが選べるのだ。
男性が叫んだ数字は、もも4本、かわ4本、ねぎま3本という意味だ。
期待して、ややうわずった声のようにも聞こえた。
その男性は、知人だった。
若者の同級生(女子)のお父さんだった。
「こんばんは~」
お互いに挨拶をした後、「ごめんなさい。先に買いました…」と私。
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私は、ヤキトリ11本を選んで予約してから、スーパーで買い物をしたのだった。
買い物が終わり、ヤキトリを取りに行った時、丁度その男性と出くわしてしまったのだ。
ケースの中の「もも」は売り切れていた。
「ああ、予約されてましたか…」
男性は、残念そうに呟いた。
申し訳ないけど、仕方ないよね。
帰宅してから、ヤキトリの包みを開けたら、
なんと12本入っていた。
ヤキトリ屋のおっちゃんが1本サービスしてくれていた。
おっちゃんは、「1本おまけをしています」とは、さすがに言えなかったと思う。
2 件のコメント:
ラッキーでしたね。
4、4、3の方はかわいそうでしたが…。
そんなにおいしい焼き鳥なら、食べてみたいです。
ミルフィーユさん、美味しいですよ。
お得意さんなので、オジサンも私もおっちゃんに顔を覚えられました。
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