2008年12月19日金曜日

落とし物を見つけたら

仕事をリタイアしてから、何かとお店のサービスカウンターへ行くことが増えた。苦情を言うだけではな

く、落とし物を届けることがあるのだ。

昨日の夕方、スーパーの駐車場で、小学生のテスト用紙らしきものが落ちているのを見つけた。不規

則な折り目の間から、採点の大きな赤いマルがいくつか見える。くしゃくしゃに丸めている訳でも、きち

んと折られている訳でもない、中途半端な折り方の答案用紙に、私は戸惑った。拾って、中のサービス

カウンターへ持っていくかどうか迷ったのだ。名前が書いてあれば、(もし、学校のテストなら絶対記名し

ているはず) 店内放送で、その子の名前が呼ばれるだろう。本人ではなく、家族が聞くかもしれない。

サービスカウンターで、答案用紙を受け取る時、恥ずかしいだろうなあ。点数が何点であれ、子どもは

ひどく親に叱られるだろう。

これを警察に届けたらどうなるのだろう?

警察は、周辺の小学校に連絡して、何年生の誰の答案用紙だと特定することができるのだろうか?心

当たりのある学校関係者が警察に来て、判断するのだろうか?

もし、店内放送で持ち主が現れなかった場合、スーパーはどんな対処をするのだろうか?

警察に連絡?もしくは、小学校に?個人情報にかかわるものだから、勝手に処分できないのだろう。

いろいろな状況を想定すればするほど、混乱してくる。これは、やっかいなことになるなあ。

拾って、テストかどうか、名前があるかどうか、それを確認することさえ何だか罪深いような行為に思え

た。テストなら、何点なのか、正直興味があった。80点以上なら見られてもそんなに恥ずかしくないか

ら、サービスカウンターに届けようか、だからと言って、それ以下なら届けないのはおかしい。

結局、私は、そのままにしてその場を立ち去った。つまり、見て見ぬふりをしたことになる。それでよか

ったのだろうか?とにかく、それを拾った瞬間、自分にも責任が伴うような気がしたのだ。

ああ、私は、無責任な大人だ!

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