2008年7月8日火曜日

ちょっとだけ怖かった話

 4月から町内会の役員を引き受けている。

主な仕事は、回覧物などの印刷や配布の仕分けである。昨夜は、集会所で、配布物の印刷を行った。

私は、印刷機で、A4版の用紙に次々と印刷していった。ほとんど機械的に、印刷枚数の数字キーと

スタートボタンをぽんぽこ押すだけの単純作業となっていた。

ずっと順調に印刷機は作動していたが、ある時突然、残り印刷枚数のカウンター表示が、0になった

次の瞬間、元の枚数表示に戻った。このため、次の印刷枚数を設定する前に、いちいちクリアキーを

押して0にしなければならなくなった。面倒な操作になったが、それでも印刷自体は、問題なくできたの

で、そのまま続けていった。すると、あと30枚足らずで終了という時に、残り枚数の表示をぱっと見る

と、なんと、2408の数字が見えたので、あわててストップキーを押した。

どうなっているんだ、この機械は!!

結局5枚程余分に印刷しただけで、大事には至らなかったが。私がどこか変な操作をしただろうか?

パソコンではよくあることだ。ちょっとよそのキーに触れただけで、見覚えのない画面が突然現れたり、

いうことを聞かなくなったり……

しかし、異変はこれだけではなかった。

私を含め、1階の部屋で、5人で作業をしていたが、途中で、ガタゴトと物音が聞こえた。

「今のは、何の音?」 「さあ、私は何も聞こえなかったよ」 「ええっ、うそお!」

しばらくして、再び、2階から物音が、今度は、はっきりとした音なので、5人共聞こえた。

「2階で体操教室の人がドスドスしているんだわ」 物音の主は、体操教室同好会、ということに話は落

ち着いた。

 そして、私達の印刷作業が終わり、玄関に行った時、2階へ上る階段を見上げると、ひっそりとして、

人の気配が全く感じられない。「ちょっとお、誰もいないよお」 「じゃあ、あの音は何だったの?」

「誰かいるんと違う?」 「でも、玄関の靴は、私達のだけよ」 「体操教室の人は、先に帰ったんでしょ

う」

そう、私達よりあとに来て、先に帰った、とすれば、謎は解ける。でも、私には、誰かが階段を上り下り

する足音は聞こえなかった。     ぞくーっ!

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