東北旅行の続きです。
復路のJAL機、羽田空港から郷里の空港に到着した時、最後の機内アナウンスがこう告げた。「小学校低学年以下のお子様には、おもちゃのお土産を用意しています」 ありふれた、ごく普通のアナウンスに聞こえるだろう。よくあるサービスだ。
しかし、私にとっては、これは、かなり衝撃的なアナウンスだった。何故かと言えば、その昔、大学1年の時、生まれて初めて乗った飛行機で、JALのスチュワーデスさん(と呼んではいけない)から私はお絵かきセットのおみやげをもらったことがあるからだ。あの頃からJALのおみやげは小学校低学年以下と限定されていたのだろうか?当時の北海道旅行ツアーに私は母親と参加していた。私と同年齢のツアー客は他にはいなかった。大学生が家族と参加することは珍しかったかもしれない。子どもは、中学生の男の子が一人、あとは、小学生が数人だったと思う。大人と子どもに分類すれば、私は子どもの方に入っていたのだろう。12歳ぐらいに見られていたのかもしれない。でもねえ、小学校低学年かあ?
ひょんなことから、私は、高校時代のある出来事を思い出した。私の所属するクラブ活動の部室は校庭のはずれにある木製の小屋だった。放課後はたいていそこで過ごしていた。
ある時、私は、部室の窓から、女の子がこちらへ向かって歩いて来るのが見えたので、一緒にいた同級生のA子に、「小さい子が来てるよ」と言った。すると、A子は、怪訝そうな顔をして、「小さい子ではないが」と答えた。もう一度よく見ると、私が小さい子だと思ったのは、クラブの先輩だった。その先輩は特に背が低いわけでもなく、顔が幼いわけでもないのに何故そのように見えたのか、未だに謎である。でも確かにあの瞬間、私には、5,6歳の女の子に見えたのだ。A子は、私のことを、頭がおかしい人だと思ったに違いない。今思い出しただけでも、吹き出してしまうほど恥ずかしい話だ。
JALのスチュワーデスさんが、瞬間私を見て、小さい子だと思ったのは、全くあり得ないことではなかったかも…
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